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2020年2月のダイヤモンド・プリンセス号から日本は意識して新型コロナウイルス(COVID-19)を警戒し始めました。感染対策にやる気の見えない人たちも一定数いますが、これは緊急事態のはずです。
こんな緊急事態やもしものために役立つのが生活防衛資金です。いくら貯めるのが適しているのでしょうか?コロナ禍で証明されましたよ。
本記事の内容とベネフィット
- 生活防衛資金に適した金額
- 非常時に頼れるのはやっぱり自分か
筆者プロフィール
FP3級と日商簿記3級に合格しています。お金に関してそこまで大きく間違ったことは発信していないとは思っていますのでどうぞよろしく。
要点:生活防衛資金は18ヶ月分
「失業した時に備えて」「もしもの時に備えて」生活ができるように貯める生活防衛資金は、生活費18ヶ月分を貯めるのが良いだろうと思います。
このShohey Blogでは生活費(自己負担額)は10万円以内に抑えるのを推奨していますので、この場合は、生活防衛資金は180万円を貯めるのが良い!という考えです。あなたはいくら?
〇〇万円/月 × 18ヶ月 = 生活防衛資金
そこらへんのネットや書籍で転がっている情報より実体験をもとにした僕らの「1年半(18ヶ月)分の生活費を備えておくことが大切である」という解釈は強いものですし説得力がありますよ。
理由:ワクチン接種までほぼ1年半
東京都では2020年4月から緊急事態宣言やらまん延防止等重点措置やらが発出され続けています。そんな東京都に住んでいる僕がコロナワクチンの接種ができたのは2021年8月です。2020年4月から約1年4ヶ月後です。
ワクチン接種をすると体の中に抗体ができるはずなので、重症化を防ぐことが期待できます。この状態になればそれなりに人と接して働きに出ることも前向きになれますね。なお、この約1年半の間、僕のインバウンド系の仕事は止まっている状態です…。非常事態です…。
こんな状態に備えるのが生活防衛資金です。コロナによる1回目の緊急事態宣言から僕のワクチン接種までが1年4ヶ月(16ヶ月)でしたので、生活防衛資金は1年半(18ヶ月)分を貯めておくのが正解だと証明されましたね。
具体例:東京都在住30代のコロナ禍
緊急事態宣言からワクチン接種まで
年 | 月 | できごと |
---|---|---|
2020年 | 4月 | 緊急事態宣言1回目 |
2020年 | 5月 | アベノマスク到着 |
2020年 | 6月頃 | 特別定額給付金の申請 |
2021年 | 8月 | Shoheyワクチン接種 |
医療従事者等ではない僕は接種が優先される対象ではなかったですし、接種予約が可能になり次第、市区町村か大規模接種センターでのワクチン接種を受けるのを待っていました。大規模接種センターの予約なんて瞬殺で埋まるので住んでいる町で接種を待つのみでしたね。
まともに自粛に協力したら1年半近くかかって30代がようやくワクチン接種で抗体ができるかも?の状態。
この1年半の間で国民が等しくもらえた給付金は「特別定額給付金」の10万円のみでした。仕事に影響が出ていなかった人にもお金を配るんだからちょっと非効率的でしたね。感染予防のためなら失業者や活動が活発な若い世代を中心にお金を配れば良いのに〜と常々感じます。
もしコロナで仕事が無くなったり家族への感染を避けたりするために自主的に仕事を控えたらどうなるでしょうか?リモートワークなどを考慮しなければ、約1年半の間は、収入は0に近いはずです。やはり18ヶ月分の貯金は大事ですね。
政治家・官僚からのメッセージは…
- 国内には自主要請するのに入国禁止にはしない
- オリンピック・パラリンピックは開催しちゃう
- 政治家が5人で会食しても「黙食」ですと言い訳
- 「密です」という割には人が集まっての記者会見
コロナ禍の日本の政治に対して失望させられる毎日ですね。こういう時には国民の間でさえ、投票している人としていない人との温度差や分断が表れちゃいますが、政治家や官僚たちの行動を見る限り彼らが国民に示唆しているのって「自分のことは自分でやって」ですね。
どうやら日本(日本の政治家)は欧米やスポンサーには歯向かえないようですね。コロナ禍でオリパラを開催せざるを得なかったわけですし、開催都市の東京都でさえ2021年9月1日現在のワクチン1回の接種率は52.3%、2回目が40.0%です。9月5日にはパラリンピック終わるよ…。
参照:東京都福祉保健局
政治家に優先される国民という記事も書いていますのでこちらもどうぞ。
コロナ禍で共通して言えるのは「自助!」の一言です。自分の人生は自分でなんとかしなさいってことですよ。現在も将来も現役世代であればあるほど、そうせざるを得ない環境下に置かれるんです。でも大切のは自助と協力だからね!「分断」に走らないでね。
まとめ:1年半分の生活費は自分で貯めよう
18ヶ月分の生活費を貯めるのが大事だね、とコロナ禍の僕の体験から証明されました。戦争や疫病は非常事態です。コロナに対しては温度差が人それぞれですが感染しないに越したことはありませんので、生活防衛資金を貯めておこうね。おすすめ書籍を2冊紹介しておきますね、どっちも読みやすいよ。