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性的少数者と言われているLGBTQ+目線でのライフスタイルです。このShohey BlogではLGBTQ+の中からG(ゲイ)視点で「日本の閉塞感に潰されず世界に受け入れられている感があること」を目的とします。
メンタルヘルスが大切なんです!
アジア圏(主に台湾とタイ)を毎年1ヶ月くらい滞在できるライフスタイルです。派手さはありませんが、堅実で地に足ついたライフスタイルとなっています。また、35歳までに日系企業を退職することを念頭に作りました。
この LIFESTYLE LGBTQ+ 同性愛者 で重要視するのはこの4つです。
- TOEIC + 第二外国語
- 英語を使う仕事をする
- 35歳で会社を退職する
- 資産1,200万円を作る
上記4つをベースにした生活を15年ほどすれば、毎年1ヶ月の台湾またはタイ生活が楽しめるライフスタイルができるはずです。大卒の22歳から取り組めば35歳くらいで達成できるはずです。それでは、そのときにできあがるライフスタイルの詳細を見ていきましょう。
LIFESTYLE LGBTQ+の指標
項目 | 指標 |
---|---|
LIFESTYLE | 台湾かタイ1ヶ月 |
WORK | 会社員から自営業へ |
MONEY |
普通預金 60万円 |
生活防衛資金 120万円 | |
都道府県民共済 | |
エポスカード | |
資産運用 1,200万円 | |
RELATIONSHIP | 同性パートナーシップ制度 |
TRAVEL | TOEIC L&R 700点 |
第二外国語 中級 |
LIFESTYLE LGBTQ+ 6つのフラグ例
フラグ | 目的 | 国 | 旗 |
---|---|---|---|
第1 | 国籍 | 日本 | 🇯🇵 |
第2 | ビジネス | 日本 | 🇯🇵 |
第3 | 居宅 | 日本 | 🇯🇵 |
第4 | 資産運用 | 日本 | 🇯🇵 |
第5 | 余暇 | 台湾、タイ | 🇹🇼🇹🇭 |
第6 | 寄付 | (自由) | ? |
*木村昭二さんの著書『終身旅行者PT 資産運用、ビジネス、居住国分散 ―― 国家の歩き方 徹底ガイド』を参考に作成
参考資料・サイト
LGBTQ+のG(ゲイ)の定義
4つの要素
本題に入る前に、LGBTQの捉え方に齟齬がないように表にしたので先にご紹介します。下記の「4つの性」の視点から作られる表をご覧ください。
4つの要素 | 性別 | |
---|---|---|
身体的性別 | 身体の性 | 男 |
性自認 | 心の性 | 男 |
性的指向 | 好きになる性 | 男 |
性的表現 | 表現する性 | ? |
4つの要素 | 性別 | |
---|---|---|
身体的性別 | 身体の性 | 男 |
性自認 | 心の性 | 女 |
性的指向 | 好きになる性 | ? |
性的表現 | 表現する性 | ? |
4つの要素 | 性別 |
||
---|---|---|---|
身体的性別 | 身体の性 | 男 |
|
性自認 | 心の性 | 男 |
|
性的指向 | 好きになる性 | 男 | 女 |
性的表現 | 表現する性 | ? |
4つの要素 | 性別 | |
---|---|---|
身体的性別 | 身体の性 | 男 |
性自認 | 心の性 | 男 |
性的指向 | 好きになる性 | 女 |
性的表現 | 表現する性 | 男 |
LGBTQの”Q”は、QuestioningやQueerの頭文字と言われていて、一般的に、4つの性の要素で定まっていない・定めていないことを表しています。
なぜゲイ視点の記事?
僕が台北とバンコクに行った時に街中で手を繋ぐゲイカップルを見かけて日本にはない感覚を覚えたからです。日本のゲイ当事者が感じる「閉塞感」もよく耳にするので、LGBTQの中のG(ゲイ)に焦点を当てます。
それではLIFESTYLE LGBTQ+の本題に入りましょう!
LIFESTYLE LGBTQ+ 同性愛者
LIFESTYLE:台湾かタイに1ヶ月

LIFESTYLE | 台湾かタイ1ヶ月 |
「LIFESTYLE LGBTQ+ 同性愛者」はメンタルヘルスを特に大事にします。日本よりもLGBTQ+が広がっているアジア圏の台湾とタイで毎年1ヶ月生活できることを可能にするライフスタイルです。
WORK:会社員から自営業へ

WORK | 会社員から自営業へ |
30歳を過ぎてくるとゲイ男性が悩むこと、その1つが「なんで結婚しないの問題」です。カミングアウトは別にしてないしする必要もないし、日本にはまだ同性婚の制度がないし、誤魔化したり嘘を言うのももううんざり…。
そんな「日本で」「会社員」をしている方々への記事です。どちらかを変えちゃいませんか?

MONEY:資産運用1,200万円

MONEY |
普通預金 60万円 |
生活防衛資金 120万円 | |
都道府県民共済 | |
エポスカード | |
資産運用 1,200万円 |
ゲイだろうがストレート(異性愛者)だろうがお金は共通の関心であり悩みでもあります。やたらお金の不安を煽られる日本生活で忘れないでほしいことが二つあります。
- お金を使うことに優先順位をつける
- 「収入 – 貯蓄 = 生活費」で生活する
お金のスタンスは「シンプル」と「資産収入」の二つの軸が基本になります。自分達が生きているうちに困らないようにしつつ自由な時間を生み出すためのお金を準備する、やはりこれに尽きます。優先順位は下記のとおりです。
- 預金
- 保険
- 投資
預金60万円 + 生活防衛資金120万円
日常生活の預金60万円と生活防衛資金120万円で合計180万円ほどです。1ヶ月の自己負担生活費が10万円くらいなら、18ヶ月は収入がなくなっても生きていけます。コロナ禍で自粛からワクチン接種までが1年4ヶ月(16ヶ月)だった僕の体験から、18ヶ月分の生活費を用意するのが安全路線としています。お金があることは健康なメンタル維持にもつながりますしね。

都道府県民共済
貯金と同時並行で保険も契約しておきます。保険は掛け捨ての共済で十分でしょう。例えば、東京都民が加入できる都民共済(都道府県民共済)は毎月1,000円から2,000円の保険料で入院や死亡に備えることができます。保険に変なオプションとか運用とかドル建てとか要りません。
エポスカード
海外旅行の時の怪我などにも備えるならエポスクレジットカードです。この子は優秀です。発行料や年会費が0円なのに海外旅行傷害保険が自動付帯してくれます。年会費が高くて補償が充実なのは当たり前ですが、年会費が0円で補償があるのは貴重です。それがエポスカードです。

なお、以前にエポスカードに電話をして問い合わせをしたところ、同性パートナーも家族として扱ってくれるようでした。つまりエポスカードのエポスファミリーゴールドカードの発行もできます。「婚姻」ではなく「パートナーシップ」は法的効力が非常に薄いことが指摘されていますが、エポスカードは同性愛者の味方です。

資産運用1,200万円
預金60万円、生活防衛資金120万円、都道府県民共済、エポスカードもできてればあとは資産形成するだけです。やることは1つ、「つみたてNISA口座で投資信託を毎月3.3万円積み立て購入すること」です。証券会社の口座をつくりましょう。僕が使っていておすすめは下の2つです。
- 楽天証券
- SBI証券
毎月5万円の積み立て投資の例を2通りご紹介します。どっちが良いと感じるかはあなた次第です。
資産形成 例1
証券会社の口座の中で5万円を全て投資信託の積み立て購入に充てます。
毎月3.3万円をつみたてNISA口座で、残りの1.7万円を特定口座で投資信託を積み立て購入すればOKです。選ぶ商品(投資信託)は、手数料が非常に安いeMAXIS Slimシリーズの「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」あたりが良いかと。つみたてNISAの詳細はこちらの記事をどうぞ。

もし毎月5万円を投資信託の積み立てに充てることができれば(利回り4%想定)、約15年で1,200万円になることが予想されます。そのときの元本は885万円です。315万円は利益がのっている状態です。

この1,200万円はあとはそのまま運用させっぱなしにします。新しく積み立てず(基本的には、取り崩しもせず)放置です。どうしても取り崩しをしたいなら、1年に1回、少しだけ取り崩す程度に抑えれば老後資金として残る可能性も増えます。例えば、年金を受け取るまでは15万円〜20万円分だけを取り崩して旅費に充てるとかね。
資産形成 例2
つみたてNISA口座の中で3.3万円を投資信託の積み立て購入、特定口座の中で1.7万円を米国高配当ETFなどの配当金をだす株式の購入に充てます。
毎月の余剰資金が5万円あれば、毎月3.3万円をつみたてNISA口座でeMAXIS Slimシリーズの「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」あたりを積み立て設定すればOKです。残りの1.7万円は米国高配当ETFのVYMやHDV、SPYDなどを買うやり方です。
毎月3.3万円を投資信託の積み立て(利回り4%想定)と1.7万円を高配当株式の積み立て(株式やETFによって差があるので超低く見積もって年利1%と仮定)に充てると、約15年で1,200万円になることが予想されます。


会社員を退職後に自営業者として働く場合は、自分で作る売上だけではなく配当金の収入が定期的にあるのはメンタル的に嬉しいですよ(僕自身、コロナ禍でマジそう感じました…)。300万円分の高配当株式が配当利回り3%なら、1年間で約9万円の配当収入が手に入ります。
バランスシート
毎月5万円の貯金と投資なら、約15年〜18年で資産は下記のバランスシートのようになるはずです。
LIFESTYLE LGBTQ+ 目標バランスシート
資産 | 負債 | ||||
預金 |
60万 | – | |||
生活防衛資金 | 120万 | ||||
投資信託など | 1,200万 | 純資産 | |||
合計 | 1,380万 | 1,380万 |
日本よりも心地よいと感じる国があれば移住も要検討です。資産運用1,200万円が絶対というわけではありませんが、ビザのために必要なのものは「仕事スキル」または「お金」です。お金は「心の保険」です。
海外ビザとお金の話は、後述するShoheyの編集後記でも少し触れます。
RELATIONSHIP:同性パートナーシップ制度

RELATIONSHIP | 同性パートナーシップ制度 |
日本で暮らす同性愛者が特に欲しいものは「受け入れられている感」です。2021年現在、政権与党の自由民主党は日本の同性婚を認めそうにありません。それなら、せめて同性パートナーシップ制度のある町に住むのが得策になるでしょう。「受け入れられている感」を得るなら、受け入れるための制度や環境がある町に行くんです!

置かれた場所で咲くには、まず、咲ける場所にいないとダメですよ。僕は田舎よりも首都圏でパートナーシップ制度のある町を推しています。都市部の方が、ご近所さんや他人からの余計な干渉が少ないからです。ほどよい「ウチはウチ、ヨソはヨソ」が楽ですね。
TRAVEL:中級トライリンガル

TRAVEL | TOEIC L&R 700点 |
第二外国語 中級 |
英語の資格として日本で有名なのはTOEIC L&R ですね、英検よりもTOEICの時代です。TOEICで900点を取れば商社マンや海外駐在希望者にはとても良い錯覚資産になり「超デキる人」扱いされ、800点を取れば一般的には「すごい人」の枠に入ります。
しかし、実際には700点をとって使う練習をすれば海外旅行や取引上では困ることはあまりないです。過去3年のTOEIC受験者の平均スコアは580点〜620点なので、700点台は「平均以上」という資産になります。下記のグラフは過去3年のTOEIC受験者のスコア分布です。
参照:TOEIC® Program DATA & ANALYSIS 2021
TOEICと同じような考え方で英語以外の第二外国語を学んで中級トライリンガルになれば海外では困らない日本人になれますよ。注意してほしいことが1つあります。TOEICは日本くらいでしか使えない資格です。海外で自分の語学力を証明したい場合は、その国に普及している資格を調べましょう。
TOEICは海外では英語力の証明としてあまり使えません。日本国内ならTOEICは700点や800点を取得したら十分です。あとは第二外国語に励んでみましょう。
Shoheyの編集後記

Shoheyより | メンタルヘルス最優先 |
やたらと「多様性」という言葉を連発する政治家や経営者にあきあきする日本で暮らすゲイをテーマにライフスタイルを提案してみました。重要視するのはメンタルです。精神的に心地よく感じやすいであろう渡航先として、BLドラマでも話題になりやすい国(台湾とタイ)に絞ったのも特徴です。
作る上で難しかったのは、年齢と毎月の貯金額のバランスです。日本のゲイ界隈では「若いうちが花」が浸透しています。10代や20代といった若い方がモテやすいってことです。若さが大事なのにのんびりと毎月5万円を貯金して30代で台湾やタイに1ヶ月滞在じゃあスピードが遅いかも…と悩みました苦笑
僕がこの記事の読者に伝えたいことは、「そもそも日本で良いの?」です。僕がブログで紹介するライフスタイルは日本で暮らすことを前提にしています。それが良い人もいれば良くない人もきっといます。もしこれを読んでいるあなたが10代や20代なら海外移住をすることもガチで検討してみてください。ワーキングホリデーは若い人だけが使える便利な制度ですからね。
日本で暮らすのが良いと思っていても、30代や40代になってから日本を離れたいと思う方もいるかもしれません。そんな方のためにタイの「タイランドエリートビザ」を紹介しておきます。
タイランドエリートは2003年にタイの法律に基づいてスタートした、タイの外国人長期滞在プログラムです。
2017年にメンバーシップの内容に大きな変更を加えた、7種類のメンバーシップで外国人のための長期滞在プログラムとしての特徴づけを顕著にして再スタートを切ってから、メンバーを急激に増やし、2021年にはメンバー数1万5千名を超えています。
メンバーのみに発給される「タイランドエリートビザ」は、最長20年のタイ居住を可能にする特別なビザとして人気が高まっております。
参照:タイランドエリート
ざっくり言えば、「お金を払えば買えるタイの滞在ビザ」です。一番安いのは600,000THB(約220万円)で5年間の滞在ができます。無一文の人には無理ですが、毎月5万円の貯金・投資ができる人なら購入できるはずです。海外移住すれば悩みが0になるなんてことはありませんが、選択肢の一つではあります。その場合の6つのフラグは下のようになります。
LIFESTYLE LGBTQ+ 6つのフラグ例
フラグ | 目的 | 国 | 旗 |
---|---|---|---|
第1 | 国籍 | 日本 | 🇯🇵 |
第2 | ビジネス | ? | ? |
第3 | 居宅 | タイ | 🇹🇭 |
第4 | 資産運用 | タイ | 🇹🇭 |
第5 | 余暇 | 台湾 | 🇹🇼 |
第6 | 寄付 | (自由) | ? |
*木村昭二さんの著書『終身旅行者PT 資産運用、ビジネス、居住国分散 ―― 国家の歩き方 徹底ガイド』を参考に作成
日本が同性愛者にとって暮らしやすい国になるのを待っていては僕らはきっとおじいさんになってしまいます…。若さと時間は取り戻せませんので、メンタルを大事にできる国に長くいられるように準備と情報アップデートをしていきましょうね。毎年1ヶ月の台湾かタイでも気持ちが楽になってもらえれば嬉しいです。
まとめ:LIFESTYLE LGBTQ+同性愛者、台湾かタイへ1ヶ月
項目 | 指標 |
---|---|
LIFESTYLE | 台湾かタイ1ヶ月 |
WORK | 会社員から自営業へ |
MONEY |
普通預金 60万円 |
生活防衛資金 120万円 | |
都道府県民共済 | |
エポスカード | |
資産運用 1,200万円 | |
RELATIONSHIP | 同性パートナーシップ制度 |
TRAVEL | TOEIC L&R 700点 |
第二外国語 中級 | |
Shoheyより | これならイケます!!!! |
「LIFESTYLE LGBTQ+ 同性愛者」いかがでしたか?日本が個性や多様性に寛容になりきれないなら寛容な国に移るだけです。そのためライフスタイル案を作りました。メンタル改善に役にたてば僕も嬉しいです。
そのほかのライフスタイル案もご紹介していますので、下記のメニューから選んでくださいね。
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