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九州での大雨による河川の氾濫の映像は恐ろしいですね・・・。昨年2019年10月の大型台風を思い出します。
日本に住んでいる以上、東京都民だろうが神奈川県民だろうが「明日は我が身」の精神が必要です。今回は用心の意味も込めて、東京のとある街をハザードマップとともに見ていきます。
本記事の内容
- 杉並区を例に浸水の点で考えたときにも住みたい街かを確かめる
杉並区は住みやすい街ランキング等で上位にランクインする街です。駅前に商店街が残っているのもなんかいい雰囲気です。
筆者プロフィール
東京都在住。2019年10月の大型台風が東京に来たときはヨーロッパにいましたが、多摩川が溢れかえりそうになっている動画を見たときは恐ろしかったですね・・・。最近は不動産関連の書籍や動画を時々見てます。
大前提
日本は、外国に比べて台風、大雨、大雪、洪水、土砂災害、地震、津波、火山噴火などの自然災害が発生しやすい国土です。(後略)
参照:国土技術研究センター
引用をまずさせていただきました。本当に、何かしらの災害がありますね日本は。2020年現在でも震度3規模の地震が頻発していますしね。
まず、日本のどこに住んでいても自然災害が発生する可能性はいくらでもあります。「住む」となると、どんな建物(家)に住むかも大事ですが、どんなエリアに住むかもとても大事です。日本国内でも災害がより少ない地域を狙うのが安全です。
杉並区の水害
それでは、本記事の主役である杉並区とハザードマップのご紹介です。ざっくりですが杉並区の紹介です。
杉並区
- 荻窪や阿佐ヶ谷、高円寺といったエリアが人気
- 都心部へのアクセスが良く、都会過ぎず暮らしやすい
- 鉄道は、JR中央線、東京メトロ丸ノ内線、京王井の頭線、京王線、西武新宿線と豊富
ハザードマップ
ハザードマップは、その土地でどのような災害が起こりやすいかを地図上で表しています。自分が今住んでいる街のハザードマップを見て安心するか不安になるかは、場所次第。
では、杉並区のハザードマップを見ていきます。画像が見づらくてすみません・・・、リンク先からならより鮮明に確認できますので。
参照:杉並区 水害ハザードマップ(平成30年 作成)
<浸水予想に用いた条件>
○対象とした降雨:想定最大規模降雨(時間最大雨量153mm、総雨量690mm)が、杉並区全域に降った場合です。
○対象とした地域の河川及び下水道の整備状況:平成28年時点までの整備状況です。
地図上で、より安全なのが白色です。黄色、黄緑色、水色、青色、紫色となっていくほど浸水の程度がひどくなることを表しています。ハザードマップを見ると、川沿いは黄緑色や水色に塗られていて、浸水の可能性が高くなっていますね。杉並区には3つの川が走っています。
- 神田川
- 善福寺川
- 妙正寺川
ハザードマップを見る限りでは、「川沿いを避けたエリアに住めば浸水は避けられる!だろう」となりますね。昨今の大雨や台風を振り返ると、もはや「ここなら大丈夫!」と断言できないのが怖いところです。土地勘って言うんですかね、僕らのこれまでの経験は近年ではあてにならなくなりましたね。
ちなみに、杉並区の大雨の日の名物(?)は京王井の頭線の久我山駅ですね。水がバッシャバシャですよ。テレビ中継もよくされます。
おまけ
東京都の他の街のハザードマップも一通り見ることができますので、東京都建設局の一覧からどうぞ。杉並区を見た後に北区や荒川区を比較してみるのも発見かと・・・。
ちなみに、人気が上昇している街・赤羽は北区にあります。
まとめ
ハザードマップを見て水害の危険性を確認しましょう。杉並区なら川沿いを避けたエリアなら住んでも大丈夫、だろう。