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高校や大学を卒業したての頃はほとんどの友達が就職した会社中心の生活をしています。しかし30代にもなると会社員を辞めた人や一旦仕事自体をお休みする人もそれなりにいます。
友達とのLINEで時々思う会社員にとって重要なスキルについて記事にしました。
本記事の内容とベネフィット
- 日本の会社員に重要なスキルとは
- 会社員が一律ダメであるようなネット情報を受け流せます
筆者情報
重要なスキルは「会社員力」かもしれない
要点:一番重要なのは「会社員力」
英語やITスキルよりも「会社員」としての生活をこなせることが大前提であり超重要です。当たり前すぎて見過ごされているかもしれませんが、フルタイムの会社員生活をこなせるってかなりすごいですよ。
理由:なぜ「会社員力」が重要なのか?
仕事で何をするかも大事だが、本人にとっては膨大な時間を費やす「会社員生活」の方が意味合いが大きいからです。
収入や税金の視点から会社員の旨みが薄くなったと言われる現代ではありますが、会社員を続けられること自体が立派なスキルじゃね?と僕や友達はよく言います。
そうなんです。英語が話せますとかVBAができますというのも立派ですが、「月曜から金曜の午前9時から午後6時まで会社のために働く生活をします」という約束ができることの方がすごいんですよ。
僕自身、過去に商社やメーカーで社員として働いたことはあります。現在は(小規模)自営業者です。会社員の生活をまた5年ぐらいできるかどうかと問われたら即答で「できません」と答えると思います笑 僕が会社員で居続けることが苦しく感じたのは下記の2点が理由です。
- 社内の人間関係は自分で選べない
- 時間の使い方を自分で決められない
上記2点が理由でストレスが多かったです。逆にこれらを自分である程度コントロールできるようになるだけでストレスがものすごく減りました。その代わり、会社員という生き方を手放しました。時間や選択権がある方が僕にとっては価値があるようです。
次に、会社員の生活をこなすことがどれだけすごいか時間という視点から一例を紹介します。東京の会社員を例にさせていただきます。
具体例:時間の点から見る「会社員力」
2020年現在は新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止のためリモートワークが普及しています(実際どこまで実施しているかは微妙だけど・・・)。しかし依然として通勤・退勤が伴う東京都内の会社員を見てみます。
- 30歳
- メーカーの営業担当
- 通勤は電車で片道1時間
- AM7:30:自宅出発
- AM8:30:会社到着
- AM9:00:午前の仕事
- PM12:00:休憩
- PM13:00:午後の仕事
- PM18:00:退社
- PM19:00帰宅
東京都内で働く会社員であれば大体こんな感じでしょう?僕も似たような生活をしていました。
ここで注目してほしいのは、1日の約半分である12時間近くは会社で働くことに使われていることです。アフターコロナで事務所の意義をどう見出すかは会社次第ですが、一社員であることはこれだけの時間を捧げているということです。
就業時間中にどこまでの生産性があるかは正直人それぞれなのでなんとも言えません。しかし、決められた仕事をこなすまたはそれ以上の活躍ができているなら、会社員として働いている人はもう少し自信を持っていいと思います。
これだけの時間を約束して他のスキルや経験を提供してもなおブラック労働を強いられるような会社ならさっさと辞めましょう。時間の無駄です。時間の無駄は人生の無駄になってしまいます。
まとめ
会社員生活ができるのが当たり前という認識がいまだに強い世の中ではありますが、会社員状態から離れた僕からしたらめちゃくちゃすごいことです。
本記事の例なら、会社員は通勤時間を含めたら週60時間近くを一つの会社や仕事に費やす生活を送っています。そんな生活を送る力がある自分自身をもう少し褒めてあげていいと思います。あなたはどう思いますか?