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【受験体験記】2021年11月東京、台湾華語試験TOCFL Band Aの男は少ないね

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この記事を読むのに必要な時間は約 14 分です。

 

ようやく受験してきました、台湾の公式中国語検定TOCFL(トクフルと言う)。中国語検定試験で中国大陸のHSKではなく台湾のTOCFLを受験するのって少数派ですよね。わかってますよ。

 

 

そんな僕のTOCFLの受験体験記です。TOCFLを受験する語学系男という少数派の中の少数派が書く記事です。

 

本記事の内容とわかること

  • 受験感想と語学系の男って
  • 語学系の男はやはり少数派だね

 

筆者プロフィール

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備考

  • TOCFLの問題は非公開となっています。本記事にも具体的な問題内容に関する記述はありません。
  • TOCFL日本事務局様、削除すべき内容等あれば削除します。本ブログのPROFILEにあるお問い合わせからご連絡ください。

 

台湾中国語の試験TOCFL

試験概要

TOCFL(華語文能力測驗)は、台湾の國家華語測驗推動工作委員會(国家中国語能力試験推進委員会:Steering Committee for the Test Of Proficiency-Huayu, 以下SC-TOPと略す)が開発を行い、全世界への普及を推進している、台湾華語(中国語)を母語としない人向けの能力試験です。

参照:TOCFL公式サイト

参照:TOCFL公式サイト

 

Shohey
Shohey
僕が受験したレベルは、オレンジ色のBand A です

 

高得点なら「基礎級(A2)」に、まあまあの点数なら「入門級(A1)」に、点数が悪ければBand Aは不合格となります。1つのBandを受験しても3通りの結果に分かれるわけです。

 

試験当日

試験会場

2021年11月28日(日)、東京の秋の朝は寒くて起きるのが大変なんですよ笑 写真を撮ったので見てください、見るからに寒そうでしょ?

 

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試験中

  • リスニング50問、音声が速かった
  • リーディング50問、それなりに解けた

 

Shohey
Shohey
外国語で悩むのは常にリスニングだよね

 

なぜTOCFL?

なんで少数派の台湾華語TOCFLを受験したのかって?旅行をするなら台湾が多いからですよ。もし中国大陸によく行ったり日本で中国語スキルの証明が欲しいのなら、HSKを受験すれば良いと思います。HSKは中国主催の中国語検定試験です。

 

僕は中国大陸より台湾に行くことの方が多いのでTOCFLを受験しました。ちなみに、僕は大学3年生の時に中国語検定3級(日本中国語検定協会)を受けたことがあります。合格したので就職活動の資格欄に書きましたが、他に役立ったことは特になかったですね。

 

受験した感想

テスト内容よりも受験者の方が気になっちゃいましたね。僕が受験したBand Aは、点数次第で入門級または基礎級の合格という扱いを受ける一番下の級です。この級で僕がいた部屋の受験者数と男女比をご覧ください(数字はだいたいです)。

 

受験者(1部屋)
24人 6人
(25%)
18人
(75%)

※人数は僕の記憶によるものです

 

相変わらず語学を身につける男の数は少ないですねえ。理由はなんなんでしょうね。

 

  • 11月受験だったから?
  • 台湾華語のTOCFLだから?
  • 一番下の級のBand Aだから?

 

理由はいろいろあると思いますが、僕の予想では、「仕事で台湾華語を使う男は日本に少ないから」だと思います。

 

もしこのテストが英語のTOEICだとしたら年齢問わず男の比率は増えるはずです。なぜなら、英語は世界共有のビジネス言語となっている上、自分の英語力を示す日本で一般的な資格はTOEIC L&Rだからです。

 

実際、全世界を対象にした受験者データでは、TOEICを受験している男女比は50%:50%となっています。下記の資料をご覧ください。

 

参照:TOEIC 2020 Report on Test Takers Worldwide

 

台湾華語TOCFLと英語TOEICは需要や出題方式なども違うので一概に比較はできないかもしれません。しかし、語学だから男の比率が少ないのではなく、「稼ぎにつながることかどうか」が受験者の男女比率に表れているような気がします。

 

性別で区分けして話をするのは昨今ではよろしくないとされがちですが、(恐らく一般的な日本の人よりは長く)語学の世界に身を置いている僕が思うことを共有します。日本にいる男が語学を学ぶ理由は、「仕事で使うから・稼ぎにつながるから」がほとんどと思われます。2021年現在、会社で求められるのも英語や中国語(中国大陸)ではありませんか?そうなると受験者数が多い語学試験は必然的に下記のようになるはずです。

 

言語 資格試験
英語 TOEIC
中国語 HSK

 

留学や海外移住の予定もないならTOEFLやIELTSなんか受験しないでしょうし、今は英検を英語力の証明に使う人は多くないでしょう。受験料も高いですし…。中国語の場合でも、台湾よりも中国大陸を、それならTOCFLよりもHSKをとなるわけです。

 

台湾華語TOCFLを受験する日本女性の理由は何が多いんでしょうかね。旅行やドラマ、好きな台湾俳優さんの動画を楽しむとかかなあ。どうですか?男よりは女性のほうが語学を楽しみながら学んでいる雰囲気はある気がする。

 

今後の予定

結果を待ちます。受験から45日くらいまでに郵送で結果が届くので、2022年1月には結果が判明します。TOCFL Band A入門級合格?それとも基礎級合格?はたまた入門級にも点数が届かないくらい低い?はてさて。

 

今後も継続して勉強はするつもりですが、課題が出てくるでしょうね。僕は大学時代に中国大陸の普通語を習ったので、中国大陸で使用されるピンイン(日本語でいうふりがな)は読めます。しかし台湾で使用される注音符号はわかりません。これが足枷になることとかもあるのかな。

 

台湾華語の教材にはYouTube動画が便利です。台湾は動画編集でセリフを全て字幕化してくれることが多いので学習者としては非常に嬉しいです。あとは僕自身のモチベーション次第ですね。そろそろ一緒に勉強する仲間が欲しくなる頃合いのはずです。でも、日本の男で台湾華語やってる人は少ないであろう現実…。

 

【追記2021年12月6日】

日本では、中国大陸の簡体字による単語帳ばかりが販売されています。そんな中で台湾華語を学ぶ僕のような人には嬉しい単語帳を買ってきました!ドン!!

 

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単語帳を買ってまずやるべきは「仕分け」です。単語の左隣にある四角形が三つありますよね。そこに「仕分け」の記号を入れていきます。「✔️」はわかる単語、斜線は理解度が曖昧・グレーな単語、「✖️」はわからない単語、って感じです。結果、僕ははじめの1000のほうの単語帳をやり倒さねければならいレベルであることがわかりました…笑

 

 

Shohey
Shohey
台湾華語やりたい人におすすめの単語帳

 

結果発表(2022年1月追記)

ついに結果が届きました!ご覧ください!

 

ShoheyBlog tocfl crtificate 001 ShoheyBlog tocfl crtificate 002

 

トータルスコア180点満点中119点(リスニング80点満点中54点、リーディング80点満点中65点)でBand A の入門級レベルを合格しました!入門級がどの位置かみなさん覚えていますか?笑 こちらです、どうぞ。

 

参照:TOCFL公式サイト

 

Shohey
Shohey
果てしない…苦笑

 

ちなみに、この結果が届いたときに嘆きのツイートをしました。なぜならトータルスコアが119点だったからです…。もしトータルスコアが120点に届いていれば、Band A の中の上位レベルである基礎級の合格として扱ってもらえたんです…。あぁ、あと1点…。

 

 

外国語を学ぶってこういうことだよね。「あとちょっと点数が足らない」とか「この単語なんだっけ、あぁ、この前も調べたのに〜」っていうやつね笑

 

 

まとめ:TOCFLを受ける男、少数派街道まっしぐら

台湾の中国語試験TOCFL Band Aを受験した感想と語学世界に生きる男目線の心境を記事にしました。でもね、僕の経験上、外国語を学ぼうとする人って知性のある人が多い印象があって好きです。コミュニケーションが取りやすいんです。

 

僕は英語の検定試験では、英検準1級合格・TOEIC L&Rは800点以上を取得しています。英語は「勉強する」よりも「使う」の段階にいるので英語ニュース見る時に使って、第二外国語として台湾中国語を勉強します。仲間集まれ〜!

 

 

 

ABOUT ME
Shohey
外国語ばかり勉強してきた30代の東京人。日本を拠点に海外でも暮らせる生活作りを発信します。

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