RESIDENCE

足立区議のLGBT差別発言から考える、東京と日本とアジア

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この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

 

東京都足立区の白石区議(当時78歳、自民)の報道をご覧になりましたか?性的マイノリティとされるLGBTへの差別発言をしたことで抗議の声が高まったというニュースです。それなりに世界中に行ったことのある身としても気になった内容です。

 

足立区議会のサイトで当時(令和2年9月25日)の白石区議の発言動画(45分ほど)を確認しました。残念ながら、問題発言の部分は既に動画から削除されています。

 

今回はこの問題発言とLGBTという視点から見る日本についてです。

 

本記事の内容とベネフィット

  • 2020年の東京はLGBTフレンドリーか
  • 自分の価値観に合う国・地域に移動しよう

 

筆者情報

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主に欧米と東アジアへの渡航経験があり、現地の街中で同性カップルを見かける地域もそれなりに見てきました。

 

備考

  • 僕は東京さらには日本がLGBTにとって住みやすい場所になってほしいと望んでいる派です。
  • 白石区議のような意見も一つの考えではあります。僕の意見もLGBTについての一つの考えに過ぎません。
  • 本記事は「LGBTにとって快適なのはどれか」という目線を持って書いています。価値観の合わない方は読むのをやめてください。
  • 本記事では一般的に使用される頻度が多い”LGBT”という言葉を使用します。現実には”LGBT”ではカバーしきれないこともあるかもしれませんが、ご了承ください。

 

メッセージ

価値観の合わない人や場所からは離れましょう。

 

 

LGBTと東京都

白石区議の発言

東京都足立区の白石区議(当時78歳、自民)の差別発言は、

 

白石区議
白石区議
同性愛が法律に守られているという話になれば区は滅ぶ

 

といったものです。差別発言の箇所は既に削除されていますが、当時の動画は足立区議会のサイトからご覧いただけます。

 

この発言に対する僕の意見は以下の通りです。

 

今現在の日本の少子化とLGBTには因果関係はないのでは?本当の理由は、経済的に子育てができないからでは?それとも子供を産まない異性愛者を悪者にしますか?二人以上を産まない異性愛者を悪者にしますか?

 

僕は日本以外でも生活した経験がありますしLGBTの友達もいます。なので、白石区議の発言は残念ですね。まあ、今の日本は若者・現役世代とLGBTに優しくない国ですからね・・・。

 

Shohey
Shohey
だから行き詰まり感が強い

 

2020年10月現在、このような区議会議員を抱える足立区には同性パートナーシップ制度はありません。同性パートナーシップ制度は、同性カップルに婚姻相当に相当する関係を認める制度です。制度の有無は、国や都道府県単位ではなく自治体(区市町村)によりけりです。

 

 

パートナシップ制度のある区市町村

それでは2020年10月現在で同性パートナーシップ制度を設けている自治体は東京にどのくらいあるのでしょうか。OUT JAPANから引用します。

 

導入済み

  • 渋谷区
  • 世田谷区
  • 中野区
  • 府中市
  • 江戸川区
  • 豊島区
  • 港区
  • 文京区

 

導入予定

  • 小金井市(2020年10月20日)
  • 国立市(2021年4月)

 

参照:OUT JAPAN

 

都内区市町村マップによると、2018年3月1日現在で東京都には23区、26市、5町、8村があります。その数と比べたら同性パートナーシップ制度の普及はまだまだですが、少しずつ増えてきてはいますね。

 

Shohey
Shohey
良い傾向

 

ここで僕から一つ質問があります。確かにこの同性パートナーシップ制度は普及し始めてはいますが、実際、街中で手を繋いでいるような同性カップルを見かけますか?

 

手を繋ぐかどうかはカップル次第じゃね?と言われればその通りす。その通りではではあるんですが、LGBTのみんなが嬉しいのって制度以上に素の状態でいられる空気感なんじゃね?と僕は感じます。

 

僕が東南アジアのタイの首都バンコクに行った時、手を繋いで買い物をしているゲイカップルを見かけました。町の雰囲気に溶け込んでいて日本では見かけない光景でした。その光景を見てこういう文化の国の方がいいなあ、と僕は感じました。

 

 

LGBTフレンドリーなアジアの国

僕のバンコクでの体験を補足してくれる世界地図をご紹介します。下記の画像をご覧ください。

 

参照:ilga

 

地球上には同性愛に寛容な国もあれば寛容でない国もあります。上記の世界地図でLGBTに対する国の姿勢が分かりますね。タイは水色で塗られていて「雇用分野での法的保護」がある国となっています。僕の好きな台湾もLGBTフレンドリーとよく言われますね。

 

Shohey
Shohey
台湾はいいところ

 

ちなみに、地図画像を見ると、欧米圏は青色が多くLGBTに関する法制度も広がっていますね。一方アジア圏や中東、アフリカ圏は赤色が多い傾向です。日本・・・、アジア・・・。

 

 

まとめ

LGBTについて足立区から海外の国々まで広範囲で見てきました。日本は治安や衛生、食事の面では世界1位と言っても良いと僕は思います。その代わり、政治・経済そして個人の多様性の面では微妙かなと思わざるを得ない場合も多々・・・。

 

暮らすなら快適な場所にいる方がもちろん良いですよね?足立区や日本が合わないと感じることもあるでしょう。そんな時は、他の区市町村や国に引っ越しちゃえば良いんですよ!

 

海外移住をしろとは言いませんが、少なくとも海外を取り込んだ人生作りはした方がいいですよ。日本だけに潰される人生にならないようにね。

 

 

ABOUT ME
Shohey
外国語ばかり勉強してきた30代の東京人。日本を拠点に海外でも暮らせる生活作りを発信します。

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