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どの程度の海外移住を目指す?国籍と居住地と日本から脱出したい想い -ビザ編-

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この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

 

こんにちは、しょうへいです。

不要不急の外出自粛、できていますか?マスクがなければ、ハンカチでもタオルでも何かしら巻いていますか?

前回、海外移住のための国籍と居住地の組み合わせに関して記事にしました。こちらからご覧ください。

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どの程度の海外移住を目指す?国籍と居住地と日本から脱出したい想い こんにちは、しょうへいです。 2020年4月7日、緊急事態宣言が発令されました。中国・武漢から広まったこの新型コロ...

今回は、新型コロナウイルスを機に海外で暮らしたくなったという声に応え、長期滞在するために必ず必要なビザ(査証)について書いていきます。

 

本記事の内容

  • 本気で海外生活・海外移住を検討している人が
  • 長期滞在ができるビザを取得するために必要なもの
備考
  • 本記事は日本で暮らす日本国籍を持っている人を前提にしています
  • 主に20歳以上の方が移住先の国に住所登録をして1年以上の滞在をする想定です

 

筆者プロフィール

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最長の海外滞在はアメリカ留学で約5ヶ月滞在でした、ビザはF1。(数カ国を除いて)他の国では事前にビザ申請をしたことはないです。短期滞在ならビザ不要になることがほとんどです、日本人パスポートの恩恵ですね。

 

海外生活・移住でのビザ

ビザとは

そもそもビザ(査証)とは、入国許可証の役割をするものです。入場券なしではディズニーランドには入れませんよね?それと同じようなものです。

パスポートと混同される方がいますが、パスポートは「世界で使える身分証明書」です。身分証明書を見せるだけではディズニーランドには入れませんよね?それと同じようなものです。

 

  • ビザ:その国への入場券・滞在券
  • パスポート:世界で使える身分証明書

 

必要なもの

一口にビザと言っても国や地域によって様々な種類のビザがあります。現地の学校に通うためのビザ、滞在してもいいけど働いてはいけないビザ、5年間更新不要で住み続けても良いビザなど様々です。海外に長期滞在している人は何かしらのビザを持っているはずです。

では、日本国籍を持つ僕らが1年以上のような長期滞在が可能なビザを得るには何が必要でしょうか。

 

  • お金
  • スキル

 

国や地域によって差はありますが、大抵はこの二つが必要でしょう。当たり前ですが、移住先となる国も「国にメリットがありそうな人」であれば来てほしいと思うので、お金を持っているか現地で仕事ができるくらいのスキルがないと来てほしくはないわけです。

しょうへい
しょうへい
その国の立場になって考えれば分かりますよね

 

具体例

それでは、具体的にいくつかのビザを紹介します。ここでは「〇〇のためにあの国へ移住したい!」ではなく、「日本が嫌だから日本から出たい!」という気持ちを前提に「まずは長期滞在ができる」ものを紹介します。

タイ王国、タイランドエリート

タイランドエリートは2003年にタイの法律に基づいて制定された、世界でも珍しい「長期居住プログラム」です。

運営にあたっているのは、タイ国政府観光庁100%出資(10億バーツ)の国営企業、Thailand Privilege Card Co., Ltd.です。

参照:Thailand Elite

お金を払ってタイランドエリートのエリートビザを購入し、タイに長く居住することができます。全7種のうち一番お買い求めやすいものが下記の「イージーアクセス」です。

イージーアクセス

  • 期間:5年
  • 入会金:50万バーツ(税込)
  • 年会費:なし
  • ビザ:5年

参照:Thailand Elite

*2020年4月上旬時点の情報

 

大まかに、1タイバーツを日本円3.3円で換算すると、50万バーツは日本円で165万円です。165万円を払えばこのイージーアクセスでタイに5年暮らすことが可能になります。

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2018年、タイ・チェンマイのごはん屋さんにて

マレーシア、MM2Hビザ

MM2Hビザ(Malaysia My Second Home)は、マレーシアに10年滞在することができる外国国籍の人たちに人気のビザです。MM2Hビザもお金で取得できるビザの一つです。

Malaysia My Second Home (MM2H) Programme is promoted by the Government of Malaysia to allow foreigners who fulfill certain criteria, to stay in Malaysia for as long as possible on a multiple-entry social visit pass.

The Social Visit Pass is initially for a period of ten (10) years, and is renewable.

参照:ABOUT MM2H PROGRAMME

50歳未満の方

・最低50万リンギット(約1350万円)以上の財産証明*3)と月額1万リンギット(約27万円)以上の収入証明が必要です。

・仮承認がおりた後はそのうちの30万リンギット(約810万円)をマレーシアの金融機関に定期預金する必要があります。

※2年目以降は医療費、家の購入、同行した子供の教育費目的に15万リンギットを引き出す事が可能です。

参照:マレーシア政府観光局

しょうへい
しょうへい
1350万円以上の財産と毎月27万円以上の収入、ありますか・・・?

 

この記事では50歳未満の方の条件を引用しています。50歳以上の方は引用元のサイトをご覧ください。

番外編 ドイツ・ベルリン、アーティストビザ

2020年3月末にドイツのベルリンに暮らす日本人フリーランスの方が、新型コロナウイルスの経済対策としてベルリンから5,000ユーロの助成金を受けたというニュースは日本でも話題になりました。

オンラインで申請し数日後には振り込まれたという非常に迅速な対応だったそうです。契約関係に時間がかかるドイツ国内でこの対応の早さは驚きですよね。

ベルリンでは、フリーランスビザ(通称アーティストビザ)を取得した日本人フリーランスが多いようです。僕の友人にもこのビザを取得した人がいます。参考のURLを添付します。

参照:LOCOTABI

なお、助成金の申請時にはSteuer-ID(納税者識別番号)が必要なようで、この番号はドイツに住所登録をした人が取得する番号です。

注意

ビザはあくまでも入国許可証の役割です。ビザを買うことができても現地での生活費等は別に必要です。

その国での法改正やビザの有効期限切れにより日本へ帰国せざるを得ないことも十分にあり得ます。特に、現地の永住権を持たない「外国人」状態で暮らす場合は常に最新情報を掴むことが必要です。

ShoheyBlog Dusserdorf
2019年、ドイツ・デュッセルドルフのパン屋さんにて 

 

 

まとめ

 

各国もボランティア団体ではないので、自国の利益となるようなお金やスキルを持った人に来てほしいのが本音です。どんな目的で移住するのか、そのためのビザにはどのくらいのお金・どんなスキルが必要になるのかを調べておきましょう。

 

  • 海外移住する目的と必要なビザを明確にする
  • 長期滞在ビザには大抵お金とスキルが求められる
  • 移住先では「外国人」であることを常に意識する

 

結局、日本でも海外でも「メリットのある人間」と思われる状態作りが大切なわけですね。すぐに使える200万円近くのお金があってすぐにでも日本から出たい方はタイランドエリートをどうぞ!

しょうへい
しょうへい
もちろんコロナが終息してからね
ABOUT ME
Shohey
外国語ばかり勉強してきた30代の東京人。日本を拠点に海外でも暮らせる生活作りを発信します。