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僕がもう少しのゆとりを作りたくなったきっかけ-やりたいことと退職-

ShoheyBlog-BUSINESS-article-Japan rev20221011

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

 

こんにちは、しょうへいです。

このブログの目的でもある「ゆとり」について解説します。

僕自身が「もう少しのゆとり」が欲しかったのがそもそもですが、同世代の友達と話していくうちに彼らも求めているのはこの「もう少しのゆとり」なのではないか、と思うようになっていきました。

僕が社会人2、3年目で持ち始めた考えや疑問を交えながら書いていきます。

 

想定読者

  • 結婚していて収入は今のところ一馬力である方
  • 転職ではない退職を考えている方
  • 毎月の生活費にもう1万円が欲しい方

 

筆者プロフィール

 

世界一周の旅をしたいと思う

大学卒業後にとある商社に入社した僕は、日々、先輩に指導をしてもらいながら目の前の業務に取り組んでいました。目の前のことで日々あっぷあっぷですよ。そもそも自分と10歳、20歳、30歳と離れた大人たちと仕事をするのは日々緊張の連続です。それだけでも疲れます。

なんとかギリギリの戦力になっていた(と思いたい)入社2、3年目の時に僕は思いました。

 

世界一周の旅をしてみたい。

 

確かに1週間くらいの海外旅行はそれまで毎年していましたが、世界一周の旅をしたいとは思っていませんでした。なぜ急に世界一周の旅なのか?

悔いの残らない生き方に惹かれたからです。

世界中のたくさんの国を訪ねて、現地の人々の価値観に触れて、美味しいご飯を食べながら自分の見聞を広めて・・・、なんて理由ではありません。「世界一周の旅くらいのことをやってみたら今後の人生であんまり後悔することもないかなあ」というのが本音です。当時、本当にそう考えていました。自分が考える規模よりももう少し大きいことをしたらまあ満たされるかなあと。

今、僕のこの記事をご覧になっている方は働く20代や30代の方が多いと思います。会社勤めの方も多いと思います。社会人2、3年目の時を思い返すと、正直、会社員として過ごす生活リズム自体には慣れてきていませんでしたか?朝の7時くらいに起きて満員電車に乗って出社。8時間ほど仕事をして、また満員電車に乗って帰宅。時刻は19~20時くらい、夜ごはんを食べて少しゆっくりしてお風呂、そして、寝る。

 

だいたいこういった生活リズムじゃないですかね?

 

自分がもらっているお給料以上の利益を作り出せていたかは微妙ですが、平日のこの一定の生活リズムに慣れはしていましたし、社内の先輩たちや雰囲気を見れば数年後に自分がどういった社員になるかもある程度の予想はできました。

同時に、そのある程度予想できる将来に「それで良いのか?」という微妙な疑問も頭の中に芽生えました。

そりが合わない人はいましたが、仕事が嫌いだったわけではなかったし仲のいい同僚たちもいました。ただ、この似たような生活がずっと続くことに「このままで良いのか?」という問いが自然と残りました。

 

会社員を続けるか辞めるかの二択

では、「このままで良いのか?」と思い始めた当時の僕の選択肢は二つでした。

  • 会社に残り会社員生活を続ける
  • 会社を辞めて世界一周の旅に出る

2ヶ月くらいの休暇を認めてもらえるような会社なら「第3の選択肢」として挙がったかもしれませんが、残念ながら残るか辞めるかの二択でした。日本にある会社で働いている人なら似たような状態かと思います。自分自身のために1ヶ月から2ヶ月のお休みを希望して認めてもらえることは多くはないでしょう。ようやく取得が普及してきた育児休業も、会社での仕事を休みにするだけであって自宅で子育てというお仕事をするので「休み」ではないですしね。

社会人になってからこそ数週間のお休みが欲しくなります。

お休みが取れないなら海外出張の機会を希望するということもできましたが、所属チームの中で自分が行けるかは不確定なものですし、時差ボケで苦しむ弾丸海外出張は自分が欲しているものではない感覚が生まれていました。

そうなると、会社を辞めて世界一周の旅に出るというのが選ぶ道となってきます。会社を辞めれば自分の時間はたくさん作れます。その代わり、お給料がなくなります。収入に関してはまさに0か100の選択です。当然ですよね、勤務先の従業員として、定められた自分の時間をその勤務先にコミットするというお約束(契約)の元にお給料を頂いているわけですから。時間を提供できないのならお給料はもらえないわけです。

しょうへい
しょうへい
何かを選ぶということは別の何かを選ばないとういことなんですよねえ

とは言え、当時24歳頃の僕は後悔しない人生の方を望んでいたので、世界一周の旅をしようと思いその数年後に勤めていた商社を退職しました。

 

給料がないことに不安

当たり前ですが、会社員を辞めればお給料は入りません。

お金が出て行くばかりの通帳を見るのは不安なものですよ。

貯金の額次第ですが、収入が0なのに出費は数万円、十数万円と続けばいつか貯金もなくなっていきます。退職経験がある方は分かると思いますが、失っていくばかりで得るものがないのは急激に不安になります。大きな金額ではなくとも、もし毎月1万円や2万円が自分の銀行口座に振り込まれれば、メンタル的にもう少し楽な気持ちになるだろうなと感じました。

しょうへい
しょうへい
収支がマイナスにならない方がもちろん良いですが、毎月の収支がマイナス10万円よりはマイナス8万円、さらにはマイナス5万円に抑えられる方がやはり精神的に良いです。貯金が減るスピードが緩くなります。貯金は体力です。

 

  • 会社員として働けば、もらえるお給料は100
  • 会社員をやめれば、もらえるお給料は0

 

100と0の間がないんですよね。もしこの二択の間の選択肢として「週3勤務でもらえるお給料が50」などがあれば、僕を始めとして、選ぶ方々はいるのではないでしょうか?下記はこの感覚のイメージ図。

 

 

まとめ もう少しのゆとりが欲しい理由

 

このように会社員を経験する中で、僕は「働くか働かないか」「お給料が100か0か」といったシンプルで極端な二択の選択に迫られました。

100と0の差は100です。振り幅が大きいんですよね。大きい振り幅は良くも悪くもメンタルへの影響が大きいです。言い方を変えれば、振り幅が小さければメンタルへの影響は小さくなるはずです。100から0ではなく、100から50といった振り幅なら程よく緩く生活リズムを変えられます。

はっきりと認識していたわけではないですが、僕が求めていたのはこの「振り幅を小さくできること」だったようです。これは、もう少しのゆとりを生み出してくれます。

あなたが欲しいものは、この振り幅の小さい変化ではないでしょうか?

 

ABOUT ME
Shohey
外国語ばかり勉強してきた30代の東京人。日本を拠点に海外でも暮らせる生活作りを発信します。