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NISA制度の「つみたてNISA」を使った資産形成に関する記事です。
貯金だけで将来の日本での生活費を賄うのはかなりの富裕層じゃないと難しそうなので、庶民はコツコツと株式を積み立てて資産形成ですよ。
積み立てに必要なものは容姿でもスキルでもなく「ちょいと早めの行動力」と「20年近く継続する力」です。要は時間ですね。
本記事の内容
- つみたてNISA制度を使って「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を毎日100円購入をする
- 投資恐怖症の人が「毎日100円ならやってみようかな」と思えるよう1ヶ月毎の運用状況を月末に公開する
(厳密に言うと)毎営業日に100円の積み立てをしていく月末時点での運用状況です。証券会社は楽天証券を使っています。
筆者プロフィール
2019年3月からつみたてNISA口座で、毎日・毎月、投資信託を積み立て購入しています。
しょうへいのつみたてNISA口座の活用
利用する制度 | 楽天証券でつみたてNISA |
---|---|
目的 | 20年、30年後の自分の生活費を投資信託で運用しながら用意する |
投資方針 | ドルコスト平均法(毎月一定額)で積み立てる。運用管理費用などの手数料ほぼ0.2%以下の商品を購入する |
投資商品 | eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) |
具体的行動 | 毎月33,333円分の投資信託をつみたてNISA口座で購入する。つみたてNISA口座で20年経過後から特定口座に資金が移動する。特定口座で運用を継続し、必要時、4%ルールに基づき一部資金を売却する |
利回り4%ほどが期待される投資信託に毎月33,333円の積み立てを20年間継続すると、約1,200万円になることが期待できます。
Fund of the Yearも参照しています。下記リンク先からご覧ください。投資に関するYouTube動画は、「バフェット太郎の投資チャンネル」や「両学長 リベラルアーツ大学」の動画もおすすめです。
参照:ナンバーワン投資信託はどれ?投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019
100円でできること
- 100円均一でものを一個買える
- 丸亀製麺で野菜の天ぷらを一つ食べられる
- セブンイレブンで淹れたてコーヒーが飲める
僕はつみたてNISAを今日にでも始めたほうがいいと考えていますが、始めるか始めないかはあなた次第です。始めるなら早いうちがいいです。
と思ってもらえれば嬉しいです。それでは、どうぞ!
年間運用成績
楽天証券でつみたてNISA制度を使った2021年の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の積み立て購入の実績です。下記3点のまとめです。
2022年、月別買付額
2022年、月別買付口数
2021年、月別評価金額
*月末時点
青色が積み立てた金額、赤色が利益額です。
月次運用成績
2022年1月
2022年1月は受渡日基準で18日分の100円積み立てがされました。1月で1,800円分を買ったということです。
評価損益(2022年1月31日時点)
2021年1月の取引履歴(受渡日基準)
年明けから株価が全体的に下がっているので1月の購入単価も少し安くなっていますね。庶民投資家はこういう安くなった時にこそ淡々と積み立てを続けるのが大事なんですよ!勝ち残りではなく生き残り!
2022年2月
2022年2月は受渡日基準で17日分の100円積み立てがされました。2月で1,700円分を買ったということです。
評価損益(2022年2月28日時点)
2022年2月の取引履歴(受渡日基準)
2月24日にロシアがウクライナへの軍事侵攻を表明しました。死傷者数がこれ以上増えないことを祈ります。国境なき医師団や赤十字社への寄付を通して被害に遭われた方への援助をします。
2022年3月
2022年3月は受渡日基準で22日分の100円積み立てがされました。3月で2,200円分を買ったということです。
評価損益(2022年3月31日時点)
2022年3月の取引履歴(受渡日基準)
3月は急激な円安になりました。1米ドル=124円~125円になったりも。アメリカのS&P500指数に連動するこの投資信託eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)なら、円建てであっても、円安の対策にもなりますね。おかげで含み益が2月よりもかなり多くなっています。
2022年4月
2022年4月は受渡日基準で19日分の100円積み立てがされました。4月で1,900円分を買ったということです。
評価損益(2022年4月29日時点)
2022年4月の取引履歴(受渡日基準)
そして。。。とうとう来ちゃいましたよ。。。1米ドル=130円時代。。。
2022年4月28日、ドル円130円が目の前ですね🇺🇸🇯🇵
1USD=130JPY
お・し・ま・い・DEATH(⌒▽⌒) pic.twitter.com/wUp1tr3QYh
— Shohey🇯🇵海外1ヶ月滞在 (@ShoheyBlog) April 28, 2022
報道では日銀の黒田総裁が大規模な金融緩和策を継続するという発言による影響やアメリカと日本の金利差が理由と言われています。日本円を売ってアメリカドルを買う人が多いってことですね。
日本では日本円で稼いで日本円のまま資産を持つ人が多いでしょう。僕のこのつみたてNISA記事のように、外国の指数に連動する投資信託やアメリカドルを持つことが、日本人にできる一番身近な円安の対策です。これもやりたくないと言われたらもう僕にはお手上げです…。
2022年5月
2022年5月は受渡日基準で19日分の100円積み立てがされました。5月で1,900円分を買ったということです。
評価損益(2022年5月31日時点)
2022年5月の取引履歴(受渡日基準)
1米ドル=127円~128円を推移しています。130円の時に比べれば少しだけ円高になってきてますね。1米ドル=110円台が懐かしい、あ〜。まぁいちいち円安や円高・株安や株高を気にするのが疲れるのでこうやってインデックス投資をやってるんですけどね笑
2022年6月
2022年6月は受渡日基準で20日分の100円積み立てがされました。6月で2,000円分を買ったということです。
評価損益(2022年6月30日時点)
2022年6月の取引履歴(受渡日基準)
先月よりも利益率が下がっています。現在のインデックス価格が下がっているという意味です。値下がりしている今こそコツコツと積み立てです。将来の大きなリターンは値下がり時に市場から退場せずに積み立て続けること!
2022年7月
2022年7月は受渡日基準で19日分の100円積み立てがされました。7月で1,900円分を買ったということです。
評価損益(2022年7月30日時点)
2022年7月の取引履歴(受渡日基準)
7月末には1米ドル133円台になり138円前後の円安から円高に傾きました。とは言っても、1米ドル110円前後だったほんの1年前から比べるとねえ…。
積み立て投資をやっていて良かったなあと感じるのは、今みたいなクッソ暑い時期に働かなくても済むお金が作れることですね。昨今は「温暖化」なんてぬるい言葉よりも「猛暑化」のほうがしっくりきます。最低気温が25度以下にならないとかね。日中に外出するのも危険と言われるほどなのに働かせようとする日本の会社ってどこかおかしいですよねやっぱり。労働者一択よりも「労働者と投資家の二足のわらじ」を標準にするしかないです。
2022年8月
2022年8月は受渡日基準で22日分の100円積み立てがされました。8月で2,200円分を買ったということです。
評価損益(2022年8月31日時点)
2022年8月の取引履歴(受渡日基準)
米国の金利引き上げやら円安やら暴落に備えよやら、なんだか投資家には目まぐるしく情報が飛び交っています。地道に着実にコツコツ積み立てるインデックス投資家はこういう時に慌てすぎなくていいのが大きなメリットですね。
8月の東京の猛暑の中では日中に外出することも危なかったのでまともに仕事なんてできない季節ですね。自分が休んでも投資先は稼働して値上がりする、やはり良いですねえ。
2022年9月
2022年9月は受渡日基準で19日分の100円積み立てがされました。9月で1,900円分を買ったということです。
評価損益(2022年9月30日時点)
2022年9月の取引履歴(受渡日基準)
評価額が先月よりも下がっていますね。しかし、15年や20年後にちゃんと利益が出ていれば問題ありません。長期積立投資なら1ヶ月ごとの成績は気にしません。積み立て設定をしたらあとは99%放置です。
このつみたてNISA制度、先日の岸田首相の発言を機に再注目されています。制度を拡充する発言があったからです。「NISAの恒久化」が実現されるかもしれません、きっとNISA口座以外は増税するというアメとムチでしょうけど…。
現行 | 恒久化? | |
---|---|---|
非課税枠 | 毎年40万円 | 毎年60万円? |
非課税期間 | 最長20年間 | 恒久化? |
投資可能期間 | ~2042年 | 恒久化? |
参照:金融庁
もし上記の表のようにつみたてNISA制度が変われば、「毎月5万円の積み立てができて」「30年でも40年でも積み立て可能で」「売却してもその利益は非課税になる」のでは!?と予想されます。
とはいえ、お金は生きているうちに使うものです。自分が死ぬ時に人生最大のお金持ちになってもしょうがないですし、給与の上がらないこの国で毎月5万円を積み立てられるのも上位20%くらいでしょう。NISAが恒久化になっても、現実的には、毎月3万円を予想年利回り4%の投資信託に30年間積み立てるのが多数派になるんじゃないかなあ。乞うご期待ですね。
2022年10月
2022年10月は受渡日基準で20日分の100円積み立てがされました。10月で2,000円分の投資信託を買ったということです。
評価損益(2022年10月31日時点)
2022年10月の取引履歴(受渡日基準)
年末には税制改正大綱が発表されるのでNISA制度がどのくらい拡充されるのか楽しみですね。来年2023年には世界的に不景気になりそうな報道が増えてきているので、この積み立て記事でも利益額が下がってくるかもしれませんね。とはいえ、1日100円の積み立ては貫きます。一般庶民でも可能な「100円積み立て投資」がこの記事の主旨ですもん笑
2022年11月
2022年11月は受渡日基準で19日分の100円積み立てがされました。11月で1,900円分の投資信託を買ったということです。
評価損益(2022年11月30日時点)
2022年11月の取引履歴(受渡日基準)
11月はニュースもあります。NISA制度の拡充がされそうだと投資家界隈では話題になっていましたが本格的に決まったようです。
政府は28日開いた新しい資本主義実現会議(議長・岸田文雄首相)で、少額投資非課税制度(NISA)の拡充を柱とする資産所得倍増プランを正式に決めた。「貯蓄から投資」の流れを促し、中間層の資産形成を後押しする。スタートアップへの投資額を10兆円規模に増やす5カ年計画も決定した。
現状ではつみたてNISA口座で積み立て購入できる投資信託は1年間で40万円分です、1ヶ月平均3.3万円です。この投資可能額を増やしかつ投資可能な期間を長くすることで岸田政権の言う「資産所得倍増プラン」を促すのでしょう。
僕は20代や30代のうちから海外経験をすることにもお金を充ていますし充てる方が良いと考えているので、きっと、NISA拡充後でも毎月の積立額は3万円台のままでしょうね笑 将来のためだけにお金を貯めて「今」を楽しむお金が足りないんじゃあ本末転倒ですからね。
2022年12月
2022年12月は受渡日基準で21日分の100円積み立てがされました。12月で2,100円分の投資信託を買ったということです。
評価損益(2022年12月31日時点)
2022年12月の取引履歴(受渡日基準)
2022年の最後の積み立て記録でした。積み立て投資では15年後20年後に大きな含み益があれば良いので、いちいち1ヶ月ごとの記録で一喜一憂する必要はありません。「うん、はい」ってだけです笑
2022年、つみたてNISAでの積み立てまとめ
とりあえず2022年も設定した通りに積み立てることができました。祝・無事に積み立て!
2024年からは新しいNISA制度が始まります。現状の年間40万円上限のつみたてNISA制度は120万円の積み立てが可能になります。3倍です!!そんなにお金ないから頑張っても結局は月3万円くらいの積み立てになるんだろうけど笑