この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。
英語はツールだから別のスキルも必要です。語学系人材なら耳にたこができるくらい聞いてきたでしょう。「そう指摘されてもなんか響かないんだよなぁ」と思っているあなたへこの記事を書きました。
響かないと感じるのは恐らく、「英語もスキルも必要」と言ってきたその人が理由でしょう。「言っていることは正しんだろうけど、響かない」その理由は?
本記事の内容とベネフィット
- 「何を言うか」より「誰が言うか」
- 憧れの人が言えば自分は行動を取りやすくなる
筆者情報
大学の授業はほとんど外国語についての授業で、働き出してからもドイツ語やスペイン語を習う。まさに語学ファースト。
「何を言うか」より「誰が言うか」
響かない人の発言
早速質問です。
「英語もスキルも必要」とあなたに言った人、あなたが聞いた人は誰ですか?どんな人ですか?
いろんな顔が思い浮かんだかもしれませんね。この記事では、インターネット上で見かける日本のビジネス系インフルエンサーを例にします。「英語もスキルも必要」とビジネス系インフルエンサーが言ったとします。その時のあなたの気持ちは?
- 胡散臭いなあ
- で、TOEICは何点?
- すぐお金の話につなげるねえ
- 「楽しさ」とかの感情ないの?
- 英語が必要だから英語商材を売りつけたいんだろ
- 間違ってはいないけど、なんか言葉が心に刺さらないんだよねえ
- あんたは語学じゃなくて仕事を先にし始めたタイプだろ、自分とは前提が違うじゃん
こういった感じでしょうか?出てくる、出てくる 笑
ビジネス系インフルエンサーは文字通りビジネスに長けている人たちです。彼らの目線で英語を語るとビジネス寄りにはもちろんなるでしょう。
語学系の人(語学ファースト)とビジネス系インフルエンサー(ビジネスファースト)との間では優先してきたものが異なります。
あなたが日本で発信するビジネス系インフルエンサーの「英語もスキルも必要」にしっくりこないのは、このズレがあるからでしょう。
響く人の発言
それでは逆に、「英語もスキルも必要」が響く人はどんな人かを考えてみます。ちなみに、あなたにはいますか?「あの人が言ったから信用できるなあ」と思えた人は?
(少数派ではありますが)インターネット上でも友達の中でもいるはずです。語学ファーストだったけど今はかっこいいビジネスマンになっている人や語学以外の力が身についている人、多くはなくてもいるはずです。
そういった人たちが「英語もスキルも必要」と言ったとき、あなたはどんな気持ちですか?
- わかる〜
- ですよねえ
- TOEIC900点超えてる、すごい〜
- 自分の気持ちが理解してもらえている
- 語学系の人だったから苦労したことも想像できる
- 自分に似ているあの人が言ってるから説得力ある
- 自分の進路モデルになってくれていて不安が減る
先ほどのビジネス系インフルエンサーとは大違いですね 笑
語学系のあなたに響く「英語もスキルも必要」は、同じように語学系の人または語学系だった人たちではないでしょうか。自分と似た境遇の人の言うことには共感しやすいですからね。
響く理由、響かない理由
同じ「英語もスキルも必要」発言なのに、なぜビジネス系インフルエンサーは響きにくく、語学系な人は響きやすいのでしょうか。
それは、「何を言うか」より「誰が言うか」だからです。自分と似ている人や自分に身近な人、自分が尊敬している人の言葉の方が信じやすいからです。下記の表をご覧ください。
語学系人材を「語学先行型」、ビジネス系インフルエンサーさん達を「スキル先行型」と称しました。分かりやすさ重視の表にしているので極端かもしれませんが、感情面を考慮した響きやすさはこの表のようになりやすいのでしょう。
メッセージは同じ
「何を言うか」より「誰が言うか」によって響きやすさが変わるのはわかりました。しかし、言っていることは同じなんですよね。
英語だけよりも、スキルだけよりも、英語もスキルも身につけよう、そのための行動をとろう
言っていることは同じでしょ?
(自分の力だけで行動を起こすのが難しいから情報を探すわけですが・・・、)響かない人を批判するよりも響く人のメッセージを受けて行動を起こしてしまえば良いってことですよ。
注意とおまけ
注意
自分と似た人の発言は響きやすいけど、鵜呑みには絶対しないでね。鵜呑みが一番危険です。
おまけ
日本のビジネス系インフルエンサーが英会話をしている動画を作ったら、ファンはさらに増えるかもしれないですね。
インターネット上ではテクノロジーの発達のおかげで翻訳の質が上がっています。しかしspeakingならごまかしが効かずに実力が表れやすいです。
ビジネス系インフルエンサーが流暢に英会話していたらぐうの音も出ないよね?笑
まとめ
「英語もスキルも必要」発言は、誰が言うかで刺さり方が違うはずです。
- 自分と遠い人が言うとNG
- 自分と近い人が言うとOK
- 言っていることは共通している、行動!
無意識のフィルターがあることを認識して、情報の核を掴みましょう。
さ、行動しよ〜。