この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。
およそ2年半ぶりです。2年半ぶりに海外旅行をします。まずは東南アジアのタイ王国へ行きます(そのつもり)!
渡航先にもよりますが、日本人のコロナ禍の海外旅行や海外出張はまだ難しいでしょうね。1番の理由は日本へ帰国する前にPCR検査を行なって陰性証明書を発行する必要が残っていることです。海外から帰ってくるときが面倒なんです。
一方、僕のような自営業者やサイドFIREさんたちは時間の自由だけはあります。島国・日本に閉じ込められるのもいい加減飽きたので、行っちゃおうと思います。
本記事の内容とわかること
- コロナ禍のタイへの旅行準備
- 証明書の発行に2週間は必要
筆者プロフィール
備考・注意
- 本記事は2022年5月現在の情報に基づいています。最新情報はご自身でご確認ください。
- 日本からタイへ渡航することに絞った内容です。日本入国については別記事を参照してください。
参考
要点:出発前の証明書発行に時間がかかる
コロナ禍では何かと証明書を用意する必要があります。2022年5月現在、東南アジアのタイへ渡航する際も、いろいろと証明書が必要です。その発行に2週間くらいかかります。
コロナ前の2019年までは特に必要なかった書類を作るために、出発までに2~3週間は確保したほうが良さそうです。思い付きで週末にちょっと海外旅行してきま〜す、なんてできない時代なんですよ…。
ということでどんな書類が必要かを見ていきましょう!
具体例:コロナワクチン接種完了者の必要書類
ここで在東京タイ王国大使館のサイトから引用します。
【5.1】渡航日の14日前までに新型コロナウィルスワクチン接種を規定の回数終えており、ワクチン接種証明書をお持ちの方
タイ入国後の隔離措置が免除になり、また渡航前及びタイ到着後のRT-PCR検査が不要になります。なお、各航空会社の新型コロナウィルス RT-PCR 検査要件が異なる場合がありますので、ご利用の航空会社に直接ご確認下さい。
以下の必要書類をご準備の上、Thailand Passをご申請下さい。
(1) パスポート
(2) 国の公的機関・地方自治体により発行されたワクチン接種証明書(紙版もしくは電子版ワクチンパスポート)
(3) 1 万 US ドル以上の治療補償がある医療保険証(タイ国籍者は必要ありません)
参照:在東京タイ王国大使館
2022年5月以前のタイはTEST&GOという入国措置がとられていましたが、5月以降は撤廃されています。入国の条件がかなり緩和されてきていますが、入国前の手続きの点はコロナ禍ならではと言って良いでしょう。
2022年5月現在、Thailand Passというオンラインシステムに申請をすると発行されるQRコードがタイ入国時に必要となるようです。このQRコードを発行して紙で印刷するために書類の準備が必要となります。
僕のように飛行機に乗って空路で日本からタイへ行く人は下記の4点を揃えておきましょう。
- パスポート
- 航空券の予約
- ワクチン接種証明書
- 1万USドル以上の治療補償がある保険
※ホテル宿泊の人はその予約も!
これらを準備してオンライン上でThailand Passという渡航前の申請を済ませるのが入国条件です。
Thailand Pass申請前に必要となってくるコロナ禍ならではの書類が2つあります、ワクチン接種証明書と1万USドル以上の治療補償がある保険です。僕がどのように準備しているかもそれぞれご紹介します。
ワクチン接種証明書
タイへの入国で必要になる書類は、新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン接種をしたかどうかで異なります。タイ王国保健省が承認したワクチンを接種していればその接種した証明書を準備する必要があります。承認されているワクチンと接種回数の確認は在東京タイ王国大使館からどうぞ。
2022年5月現在、僕はワクチンを3回接種済みです。1回目と2回目はPfizer・BioNTech、3回目はModernaです。どれもタイ王国保健省に承認されているワクチンであり接種の規定回数も満たしています。
というのが現在のタイ入国のルールです。英文で海外用のワクチン接種証明書(紙版)を発行するには、お住まいの区市町村へ申請します。参考に、東京都の立川市のサイトをどうぞ。実際に僕が申請に必要となったものと費用をまとめておきます。
種類 | 費用 |
---|---|
パスポートのコピー | ¥10 |
予防接種済証(3回目)のコピー | ¥10 |
返信用封筒 | ¥17 |
84円切手 | ¥84 |
¥131 |
僕は窓口で職員さんに話を聞いてから申請しました。上記4点を揃えるのに役所での滞在時間はせいぜい10分でした。費用は131円です。自宅に英文の接種証明書が届くのは申請してから2週間後と言われました。
スマホ用アプリでも接種証明をすることは可能ですが、コロナ禍ということもあり念には念を入れて、紙でも証明できるよう準備しています。
!!追記!!
申請して約10日後に郵送されてきました。余裕を見て、2週間くらいかかると捉えておくのが良さそうですね。
新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン接種の英文証明書が届きました💉申請から郵送されるまで約10日でした。これでThailand Passに申請できる🇹🇭 pic.twitter.com/UVpWlxk1Jz
— Shohey🇯🇵海外1ヶ月滞在 (@ShoheyBlog) May 23, 2022
1万USドル以上の治療補償
タイに滞在している間にコロナに感染することに備えて保険に加入しておけよ、ということのようです。1万USドルは日本円で約130万円です(1USドル130円換算)。
僕のブログを見てくださっている方ならここで閃くかと思います。はい、クレジットカードに付帯する海外旅行時の保険を活用します。旅の相棒・エポスゴールドカードちゃんです。海外旅行傷害保険が自動付帯の優秀なクレカです。
エポスゴールドカード保障内容 ※2022年5月現在
保険の種類 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺傷害 | 最高1,000万円 |
傷害治療費用 | 300万円 |
疾病治療費用 | 300万円 |
賠償責任(免責なし) | 2,000万円 |
救援者費用 | 100万円 |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円 |
参照:エポスカード
新型コロナウイルスに感染して治療を受ける場合は海外旅行傷害保険の「疾病治療費用」の欄を確認します。僕が保有するエポスゴールドカードは疾病治療費用300万円です。1万USドル(約130万円)以上の保険金額が適用されるようなのでOKです。
念には念をいれて、電話でエポスゴールドカードに付帯する保険の電話窓口にも確認しました(2022年5月)。対応してくださった方によると、新型コロナウイルスの感染による治療は「疾病治療費用」に該当するとのことでした。なお、キャッシュレス・メディカルサービス(病院で自分で現金支払いをしなくて済むサービス)がコロナ対応でも使えるかどうかは不明確だったので、まずはサポートデスクに電話をしてくれとのことでした。「治療費に対しては適用するけど、病院までの交通費などは日本に帰国してから請求してくださいね〜」とも仰っていたので、細かい運用ルールはありそうです。
まとめると、タイ入国に必要な1万ドル(約130万円)以上の保険は、エポスゴールドカードに付帯する疾病治療費用300万円でOKです。ただし、「もしかしたら、コロナ感染時の現地での治療費は一時的に自分で払う可能性もあるかも」という理解が現実的なようです。
ということで、この保険内容の証明書(英文)の発行申請をします。エポスカードへ電話をしたところ、自動音声案内の途中で「スマホからでもできます〜」と言っていたので、スマホで名前などを入力して申請しておきました。
エポス(三井住友海上火災保険)から海外旅行傷害保険の英文証明書が届いた!申請してから5日で!はやい👏
✅ 米ドル表記
✅ 疾病治療の欄に「COVID-19含む」表記ありかゆいところに手が届くユーザーに嬉しい表記です、ありがとうございます😊 pic.twitter.com/y2IBaB5rja
— Shohey🇯🇵海外1ヶ月滞在 (@ShoheyBlog) May 20, 2022
なお発行費用は0円です。申請後、1週間前後で書類は届くようなので待ってみると実際には5日後に届きました。はや!
1万USドル以上の疾病治療費用はエポスゴールドカード1枚あれば問題ありません。僕が保有するセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレスの保険も合わせるとさらに強力な保険の備えができあがります。※セゾンプラチナの海外旅行傷害保険は利用付帯
保険の種類 | エポス | セゾンプラチナ |
---|---|---|
傷害死亡・後遺傷害 | 最高1,000万円 | 1億円 |
傷害治療費用 | 300万円 | 300万円 |
疾病治療費用 | 300万円 | 300万円 |
賠償責任 | 2,000万円 | 5,000万円 |
救援者費用 | 100万円 | 300万円 |
携行品損害 | 20万円 | 50万円 |
参照:エポスカード、セゾン・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
疾病治療費用はクレジットカード2枚を合わせたら合計で600万円分をカバーできるということになります。海外旅行をする人たちが保険に優れたクレジットカードを2~3枚持っておくのはこういう理由です。
小まとめ
ワクチン接種証明書(英文)と1万USドル以上の治療補償がある保険の証明書(英文)の発行ができたら、Thailand Passというオンラインシステムへ渡航前に申請します。全てはこのThailand Passで申請をするための準備なわけです。
コロナ前 ~2020年4月 |
コロナ禍 2022年5月~ |
|
---|---|---|
パスポート | ||
航空券・ホテル | ||
ワクチン接種証明書 | – | |
1万ドル以上の保険 | – | |
Thailand Passの申請 | – |
まあ普段はどっぷり日本生活をしている僕らにとって、海外旅行は非日常的なものです。少し準備するものが増えてもこれくらいは慣れれば何ら問題ないですね。非日常なんですから。
まとめ:Thailand Pass申請の証明書発行に2~3週間
2022年5月現在のタイへの渡航準備でした。証明書がなにかと必要になっているコロナ禍らしい状況ですね。ワクチン接種をした人にとってはそこまで難しいことはないので淡々と対応ですね。書類が届いたらThailand Passの申請します。
ちなみに2022年5月現在、1UDドル130円近くの円安や6月から燃油サーチャージは爆あがりなど金銭面では海外旅行好きな日本人にとってはフルボッコで散々な状況です…。岸田首相…。