この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。
こんにちは、しょうへいです。
イタリアのベネチアから香港、台北に移動してきました。やっぱりアジアのごはんは美味しいですね。
ところで、海外に行きたいですか?
僕の元同僚たちはほぼ例外なくこう言ってくれました。
ありがたいことに、僕が会社を離れても変わらず仲良くしてもらっています。むしろ、会社を辞めた後の方が仲が良いかもしれない笑
本記事の内容
- 日本から離れた僕が元同僚たちの心情を分解してみました。
理論や心理学の紹介ではなく、僕が直接話をして勝手に分析した元同僚(現友人)の話ですが、
- 海外に行きたいと思っている方
- (身近に「海外に行きたい」と言っている人がいる方)
にも当てはまると思います。
ご参考になさって本当に海外に行きたいのかを探ってみてください。 「海外に行きたい」という言葉の裏には違う意味があるように聞こえるかもしれないですよ。
筆者情報
30歳になる前に都内メーカー勤務をやめて、2ヶ月のヨーロッパ + アジア旅を実施しました。COVID19が拡大する前でよかった・・・。
パターン1 本当に海外に行きたい
1人目は本当に海外に行きたい、と思っているパターン。
例えば、イタリアのミラノにあるドゥオモを見に行きたい、ベネチアにあるサン・マルコ広場に行きたい、台湾の台北で小籠包をたくさん食べたい。
これは、海外現地で観光や体験をしたいパターンです。
解決策は、実際に海外に行くことでしょう。是非行っちゃいましょう!
パターン2 非日常が欲しい
2人目は、「海外に行く」という言葉に普段と違うことをするというイメージを重ねているパターンです。
会社と自宅の往復、毎日同じような行動が続いていてなんだか退屈だなぁとなっているのが背景です。このパターンの場合は、実際に海外に行かずとも東京で非日常の体験ができればある程度満たされるはずです。
僕らの頭の中は何をしても自由です。イメージだけなら無法地帯です。
おそらく、海外に行きたがる人の頭の中の「海外に行く」という非日常の行為はどんどん美化されているはずです。AirbusのA380に乗ること、バルでエスプレッソを飲みに行くことが実際よりも2倍、3倍もしくは5倍くらいに楽しいことと捉えられているような状態です。
美化しすぎると実際の体験の感動が少なくなると思います。
理由は簡単です。
期待値が高まり過ぎているからです。
頭の中で美化しまくると実際の感動が薄くなるような感じですかね。
パターン3 海外に行ける「状態」が欲しい
根深いのはこのパターンです。
「海外に行く」という選択ができる状況や状態を羨ましく感じていて、解決策が一つではない場合が多いです。
「海外に行く」という選択ができる人をイメージした時に、
- 旅行できるお金があるんだな、良いなあ
- まとまった時間を作れるんだな、良いなあ
- 仕事しないのかあ、良いなあ
- 自由に自分で色々決めることができるのか、良いなあ
というイメージがあるようです。
会社員として働き続けると、制限されるものもあります。例えば、
- 仕事をする日数、時間、場所、同僚
- 有給休暇の日数、取得時期 など
こういったものを自分の好きなように選択することができる状態を欲しがっています。
より柔軟に自分で自分の生活のコントロールをできるからです。
従業員として働くという選択をするのも僕たち自身なので「選択」という行為は普段からしてはいますが、制限されすぎない・固定されすぎない生活を望んでいるようです。
このパターンは今すぐの解決策はないかと思います。
会社を変えたりそもそもの働き方を変えたりする必要があるので数ヶ月くらいの行動が必要となる場合が多いでしょう。生活スタイルを変えていくアクションも今すでに必要です。
アクションをする前に、ご自身にとって「何が」「いつ」「どの程度」あることが必要なのか・幸せなのかを把握していることも重要になってきます。
まとめ 海外に行きたい本当の理由
会社で働く僕の友人たちの心情を僕の解釈で分析してみました。
「海外に行く」ことに対して感じることは人それぞれ違うはずです。
- パターン1:本当に海外に行きたい(連休を作って行きましょう)
- パターン2:非日常が欲しい(東京都内でも満足できるかも)
- パターン3:海外に行ける状態や選択肢が欲しい(自己把握とアクションが必要)
何が本当に欲しいのかは3人とも違うので、海外旅行ができたとしても満足はできないかもしれないです。
海外旅行は新しい経験もできて楽しいものです。しかし、その前に、今の自分が求めているものは何なのか整理整頓をして頭の中をスッキリさせてみてはいかがでしょうか?
まずはモヤモヤ感の少ない生活を作ってみてはいかがでしょうか?